栽培観察レポート

サツマイモ基腐れ病に関する栽培観察レポート

異なる処理条件での甘藷の生育状況を観察

本レポートは、特定の病害に対する効果・効能を保証するものではありません。
栽培環境や条件により結果は異なります。本内容は観察記録としてご参考ください。

1. 試験概要

基腐れ病に汚染された甘藷を鹿児島より入手し、各処理条件で栽培観察を行いました。
基腐れ菌床を用いて、正常な苗も購入し比較を実施しました。

試験場所

協和アグリ

試験期間

3月4日~8月10日(収穫後)9月27日まで保管庫で保管

供試菌

基腐れ菌

供試作物

サツマイモ(甘藷)

試験区
(全7区)

①正常苗そのまま定植
②正常苗の根をおろし器で傷をつけ、基腐れ菌のみ着床
③基腐れ菌床+BS-1(2g培地混合)
④基腐れ菌床+BS-1(10倍希釈液で灌水)
⑤基腐れ菌床+BS-1(100倍希釈駅で灌水)
⑥基腐れ菌床+BS-1(1000倍希釈液で灌水)
⑦基腐れ菌床+BS-1(1000倍ドブ漬け1分)

2. 試験の流れ

① 甘藷の入手

3月に基腐れ菌に侵された
甘藷を鹿児島より入手

② 各区の処理・定植

基腐れ菌床・BS-1と
各処理を行い定植

③ 生育観察・収穫・保管

生育状況で観察し、8月10日に
収穫後、保管庫で保管

3. 生育の様子(定植後の状況)

・各区の生育状況や収量を比較
・甘藷表面の状態を確認
・保管期間中の変化も観察

定植後(6月1日)の状況です。 すべての区で生育が確認されました。以降、同条件で栽培管理を行い8月10日に収穫しました。

4. 収穫結果(8月10日)

①正常苗そのまま定植

重量:1.20kg
目視:正常の甘藷

②正常苗の根をおろし器で 傷を付け、基腐れ菌のみ着床

重量:0.85kg
目視:表面にカビ発生

③基腐れ菌床+BS-1
(2g培地混合)

重量:1.20kg
目視:表面正常

④基腐れ菌床+BS-1
(10倍希釈液で灌水)

重量:0.90kg
目視:表面正常

⑤基腐れ菌床+BS-1
(100倍希釈駅で灌水)

重量:1.20kg
目視:表面正常

⑥基腐れ菌床+BS-1
(1000倍希釈液で灌水)

重量:1.20kg
目視:表面正常

⑦基腐れ菌床+BS-1
(1000倍ドブ漬け1分)

重量:1.20kg
目視:表面正常

5. 収穫物の一例(拡大写真)

※写真は一例です。すべての個体の状態を示すものではありません。

表面にカビが見られた例(②区)

表面が概ね正常の例(③区)

表面が概ね正常の例(⑤区)

7. まとめ(観察結果)

基腐れ菌床に対して、異なる処理を行った各区の甘藷を栽培し、収穫後の状態を観察しました。

ご注意

本レポートは、栽培環境の違いによる観察試験の結果をまとめたものです。特定の病害に対する効果・効能を保証するものではありません。
実際の栽培では、土壌条件、気象条件、栽培方法、病害虫の発生状況などにより効果は異なります。

ご確認ください

本レポートは、過去の栽培観察に基づく参考情報です。

特定の病害虫に対する防除効果、発生抑制効果、
その他の効能・効果を保証または表示するものではありません。

実際の栽培結果は、品種、気象条件、土壌環境、
病害虫の発生状況、灌水管理、施肥設計などにより異なります。